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by chihoharada
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フランスの田園のポスターに誘われて渋谷BUNKAMURAのル・シネマで
「画家と庭師とカンアーニュ」を観賞した。
パリで名声を得た画家(ダニエル・オートゥイユ)は都会生活に疲れ故郷の村に帰ってきた。
今は両親もいなくなった広い庭の一部を家庭菜園にしようと庭師を頼むことにする。
やって来た庭師(ジャン・ピエール・ダルッサン)は偶然にも幼馴染みで40年ぶりの再会となった。
画家はパリで華やかに生活していながらも彼の浮気が原因で妻に離婚を迫られている。
一方庭師は地元で妻を愛し家庭を大切にしながら堅実に暮らしてきた。
今は対照的な2人だが悪童時代の思い出に花を咲かせ再び親友同士になっていく。
画家の都会生活の疲れを素朴で誠実な庭師の言動が心を癒し平穏さを取り戻していく。
また田舎生活しか知らない庭師は画家が描く絵を通して文化の香りを存分に知る。
互いに歓びを交換しながら幸福で充実した日々だったのだが、
庭師の悪性の発病に2人の楽しかった時間はそう長くは続かないことを画家は知る。
画家はそれを知りながら今までと同じように接し、
庭師もその気持ち深いところで受け止め普段と同じように野菜畑に精を出す。
もう立ち上がることも出来なくなったある日、
畑に横たわりながら「菜園が人生だ。庭師が添い寝すれば野菜も喜ぶ。」という
庭師の言葉に彼の生き方の本髄を知らされたようで思わず背筋を伸ばして頷いた。
庭師は画家のように知識も教養もないが地に足がついた生き方で
自分の置かれている立場を堂々と誇り人生にブレがない。
さりげない2人の会話の中で庭師が口にするセリフはとても哲学的で心に残った。
# by chihoharada | 2008-08-15 23:37 | Comments(0)