ちほ小宇宙へようこそ☆彡


by chihoharada
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

グラッパの故郷


e0157891_22374248.jpg
ヴェネチア空港から車で2時間半ほど走って
お昼近くには目的地Asolo(アーゾロ)には到着した。
ホテルに荷物を置くとその足で車で1時間ほどの町Bssano del Grappa
(バッサーノ・デル・グラッパ)まで足を伸ばして昼食をとることにした。
バッサーノ・デル・グラッパはその名の通りあの食後酒で有名なグラッパの産地である。
重なり合う青い山並の間にある小さな街には真ん中に満々と豊富な水量の
ブレンタ川が流れ、その両脇に古い家並みが寄り添うように建ち並んでいる。
その川にかかる屋根のついた中世風の橋は幅が8メートルもある木橋で
クラシックな欄干がバルコニーのように川に突き出している。
地元の方に尋ねたらこの橋には様々な呼び名があるが、
ほとんどの人は古い橋を意味するポンテ・ベッキオと呼んでいるそうだ。
ポンテ・ベッキオといえばフィレンツェのアルノ川にかかる貴金属店が建ち並ぶ
橋のことだとばかり思っていた。
イタリアでは国内の古い橋を全てこう呼んで大切に保存して愛してるのだ。
橋のそばの店が賑わっているので覗いてみるとカウンターには
地元のワインが氷入りの器に何本も冷やされている。
その横には勿論グラッパーも並び気軽に飲ませてくれるようだ。
私もカウンターで厚手のグラスに注いでくれた一杯を持って
奥の部屋へと入っていった。
部屋には歴史を感じるエッチングの額縁が整然と並んで飾られ、
クラシックなテーブルと椅子があり、
大きな窓からは満々と水をたたえた川からの涼風が流れ込んでいた。
プレンタ川の包容力のある優しい流れを眺めながらの冷たい一杯は
灼熱の太陽の中を歩いて悲鳴をあげていた喉を潤し
少し疲れた体をやさしく労わってくるようだった。
グラッパの味は今日の想い出を心に熱く刻印してくれた。
# by chihoharada | 2008-07-12 22:49 | Comments(0)