そのあと
2013年 03月 06日
「そのあと」という谷川俊太郎の詩がある。
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そのあとがある
大切なひとを失ったあと
もうあとははないと思ったあと
すべて終わったと知ったあとにも
終わらないそのあとがある
そのあとは一筋に
霧の中へ消えている
そのあとは限りなく
青くひろがっている
そのあとがある
世界に そして
ひとりひとりの心に
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これを読んで胸に染みた。
まさに私が現在おもっていることが
クリアに表現されていたからだ。
あとの後ろに必ずそのあとがあり
そのあとという列車の行き着く終着駅はないのだ。
この列車の線路は果てしなく長く
はるか彼方へどこまでも続いていく。
今日もちいさな痛みを抱(かか)えて
「そのあと」の座席にひっそり座る。
車窓に流れる景色は白い霧でなにも見えない。
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by chihoharada
| 2013-03-06 11:11