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by chihoharada
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サフランの塔

小春日和の心地よい日に鮮やかな紫のサフランが何輪も花開いた。
サフランは赤い色した雌しべを乾燥させて、香辛料や生薬として用いる。
乾燥させてたものを水に溶かすと鮮やかな黄色を呈するため、プロヴァンス地方の名物料理ブイヤベースやスペイン料理のパエリア、ミラノ風リゾット、モロッコ料理のクスクス、インド料理のサフランライスには欠かせない香辛料だが、1gのサフランを採るのに160個ほどの花が必要であり、収率が低いために貴重で、とても高価なものである。
しかし、サフランを見るたびに思い出されるのはやっぱりイタリアのサン・ジャミニャーノである。
トスカーナ地方の平たんな道を車を走らせていると突如高い塔がひしめき合うように建てられた特異な町が見えてくる。
世界遺産にも登録されているサン・ジャミニャーノである。
小さな町になぜ沢山の塔が建てられたかというと12世紀の初頭、貴重だったサフランの生産で潤った町は二つの勢力に分かれてしまった。
対立は激しさを増しお互いの動きを見張るために貴族たちは、競い合って高い塔を次々と建て始め、塔の高さが富と権力の象徴となって、13世紀には72もの塔が町を埋め尽くしてしまったのだ。
つまりサン・ジャミニャーノという塔の町はサフランで出来上がったのだ。
さて我が家のサフランの雌しべは、ほんの数本だから更に貴重だが、室内で丁寧に乾燥させて、今日はサン・ジャミニャーノに思いを寄せながら、サフラン・ライスを炊いてみた。
サフランの香りが優しく漂い、僅かなサフランだが旅の思い出を大きくふくらませ、少しばかりの豊かな時が流れた。
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     ✿サフランの花
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    ✿サフランの雌しべ
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    ✿サフランライス
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     ✿サン・ジャミニャーノ

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Photos.ChihoHarada
by chihoharada | 2015-11-03 16:58 | ..oO○ | Comments(0)