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by chihoharada
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いっぱし

無量の十三粒。
テラスの鉢植えの梅の木は高さたった1メートル足らずの小さいものだが、毎年まだ寒さマックスの候に美しい花を魅せてくれる。
寒風走る殺風景な花のない時季に梅の花の健気な姿は心にポッと温かなものを灯してくれる。
やがて春風と共に緑が煌めき出すと、花は散り小さな青い実をつける。
青い実は日に日に黄色く丸さを大きくしていった。
雨の季節の声を聞くころに、生った梅の実を数えてみたら、たったの十三粒だった。
十三粒をそっとそっと捥いで、井戸茶椀に盛ってみたら、心なしか立派に見える。
眺めてるいるうちに、もう一息頑張ってこの梅の最終章を飾らせたいと欲が生まれた。
そう、梅の実の集大成は梅干しだ。
早速漬け込むと冷暗所にしばらく眠らせて、塩梅(あんば)いの良い頃に取りだし竹すだれに並べた。
冬から初夏へ花を咲かせ実った懐かしのテラス苑に梅たちは頭を並べて三日三晩の土用干しとなった。
そして本日、いっぱしの梅干しとなったのである。


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✿茶器に収まった梅干し

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✿三日三晩の土用干し


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✿ふっくら捥ぎたて梅の実

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✿寒気に咲く梅の花


Photos. Chiho Harada





by chihoharada | 2018-06-27 15:35 | Comments(0)